- 未経験からシナリオライターになるには文字起こしでYouTubeの台本を知る所から
- シナリオライターを上手にやるにはクライアントが求めているものをしっかり聞き出す
- シナリオライターでおすすめの本
自己紹介


YouTube動画のシナリオを中心に活動しているシナリオライターのさくらです。
新卒で入った会社に業務職として働いています。
総務→購買→営業事務を経験しながら社会人7年目になりました。
経済的自由を手に入れて、好きなことに没頭したいです(観劇・小説・マンガ・物語を考えること)。
宜しくお願いします。



インタビューは筆者が担当します。宜しくお願い致します!



最新の公開実績はこちらです。
シナリオライターの大変な所はどこですか?





さくらさんはライターとして活躍されているという事で、シナリオライターの大変な所って何ですか。



シナリオライターで大変な所は最初のネタ出しとプロット作成です。最初のお話を考える所が大変だと思います。



ネタ出しっていうのはどういった事になるんですか。



例えば、最近よくあるシナリオで、YouTube動画のスカッとする話を書いて下さいっていう案件があります。その中でも義母とお嫁さんとの仲が悪いという設定で、スカッとするお話を考えて下さいって言われる事が多いんです。
どんなふうに意地悪な事をしてお嫁さんがどんな風に解決していくのか。
その工程を考えます。スカッとするためのアイディアとか、そのためにどういうセリフを使うのか、そこを考えるのがネタ出しですね。



ネタを出した後にプロット作成をすると思うんですど、プロット作成をもう少し教えてもらえますか。



はい。プロット作成というのは、先ほど出したネタに沿って、物語の筋書きみたいなものを作る事なのです。



それを物語の初めから最後まで作ります。セリフとかは、なくてもいいんですけれど、大体こういう話で進んでいきますよっていうものを書きます。
人によってプロットの書き方っていうのはバラバラです。メモ程度の方もいらっしゃいますし、しっかり書く人や箇条書きの方や、いろいろなざっくりと台本のあらすじのように書く方もいらっしゃいますね。
つまり物語の筋書きとか、そういったものです。



そこが一番大変なのですね。



そうですね、ここができたら後は大丈夫かなと。



やってみたいなあ‥
未経験からシナリオライターになるには何をすれば良いですか?





未経験からシナリオナイターに、例えば私がこれからシナリオライターになるには何をすれば良いですか?



例えば、YouTube漫画のシナリオなら、文字起こしで台本を知る所から始めるといいかなと思います。



YouTubeで文字起こしから始めるって事ですかね。



そうですね。今あるやつを真似してというか、聞くなり文字起こしのソフトを使うなりして一度YouTubeの台本、シナリオっていうのがどういう構成で書かれていて、どんな言葉を使っているのか。
っていうのをまず知るのが勉強になるんではないかなと思います。



例えば言い回しや、そういう表現の仕方とか。
文字起こしのソフトを使うんであれば、クライアントワークとして文字起こしのソフトを使ってみるといった事ですかね。



そうですね。何かブログを始める時でも上手い人のやつを真似して作ってみろって言うじゃないですか。
あれに似ていると思います。



なるほど、そこから始めてネタ出しとかプロット作成とかを覚えていくっていうような流れですか。



私の場合はリライト案件っていうものから始めたんです。
元のシナリオを渡されて、「これは個人のブログみたいな感じの口調で語られているから、朗読風に変えて下さい。」
というご依頼が、私の最初の案件でした。



さらに、元のシナリオに、自分でもネタを考えてプラスしていく。
最初に自分ですべて考えるよりかは、元あるシナリオを少し変えてオリジナリティを加えていく。
…という所から始めるのが、やりやすいんではないかなと思います



一つだけ気をつけて欲しい事があって、今よくある2ちゃんねる案件など、著作権に引っかかりそうな時があります。ですので、リライト案件は、きちんと調べてからやった方がいいかなと思います。



著作権に触れる場合というのは、ケースバイケースなのでなかなか難しい所であるのですが、気を付けて欲しいです。



難しい所もあるんだな‥
シナリオライターをやっていて良かったと思う時はどのような瞬間?





シナリオライターをやっていて良かったと思う時ってどのような瞬間ですか。



自分の書いたものがYouTubeの動画になってアップされた時はすごい嬉しかったです。
書いたものが見える形になって仕上がった時はすごい喜びでした。
この嬉しさは、自分の書いたものが形として残るからこその喜びだと思います。



納品したシナリオをクライアントさんに、喜んでもらえた時も嬉しいです。やって良かったなって思います。



なんかめっちゃ上手くやっている感じがしますね。



私のクライアントさんは、企業様もいらっしゃって、そこの社員の方がディレクションしてくださっているので働きやすいです。



聞いた感じだと、クライアントさんと上手にやっている感じがするので。さくらさんのモチベーションとかに繋がったりするのかなって思いますね。



あれですね、何か楽しそうですね。
シナリオライターの作業内容を教えて下さい





作業内容を、シナリオライターの作業内容を教えて下さい。



さっきお話したようにネタ出しから始めて、プロットの作成、台本作成、セリフまでね、…この流れでシナリオを完成させていくイメージかなと思います。



その時に気を付ける事とか、こういうのを実はやった方が上手にできるんだよっていうポイントとかがあったら教えて欲しいです。



クライアントさんが求めているものを最初にしっかり聞き出しておくのが大切だと思います。



例えば、最近よく思うのは、納品形式についてです。
プロット等のようなあらすじだけでいい場合もあれば、セリフもきちっと書いて欲しい、と思っているクライアントさんもいます。
実体験でお話ししますね。
ココナラで、TikTokのシナリオを作って欲しい、という案件を頂いた時の体験談です。



複数の登場人物を提示されたので、「全員登場は無理です」とお断りして、ご了承いただいたのですが、シナリオが完成した後で「ト書きには登場させて欲しかった」と言われてしまったんです。



書く前に、絶対登場させてほしいキャラクターだけは聞いていたんです。
だから、「よし!上手く聞けた」と思って書いたんですけれど。
後から、他のキャラクターも出して欲しいって言われたんですよ。
セリフを言わなくてもいいから登場だけして欲しいみたいな。



メインキャラクターとしてではなく、登場だけして欲しかった。そういうのも最初に聞き出しておいたらさらにスムーズに納品できたのかなって。
今回の反省点です。



やはりそこら辺は専門スキル持っている人に聞いているからわかる事ですね。



いいことが聞けて良かった。





さくらさんが出品しているサービス「ココナラ」は下記リンクから「つづき さくら」で検索。
シナリオライターでおすすめの本は?





シナリオライターで作業内容を、考えていく時にもポイントはあるって事ですよね。
シナリオライターになる時、もしくはこれから勉強する時におすすめの本ってありますか。



有名どころの本をお伝えすると、「セールスコピー大全」と「SaveTheCatの法則」。「シナリオの基礎技術」です。



「セールスコピー大全」は商品のPR動画を作ってほしい、って言われた時に、勉強になるよって勧められて買いました。完全に漫画動画とかのエンターテイメントチックじゃなくて、商品を売るためのセールスライティングです。
セールスライティングの方のシナリオを書く時に勉強になるよって言われて買ったのが、セールスコピー大全です。



「SaveTheCatの法則」はシナリオライターの方が書かれた本です。アメリカ映画に使われ、作者も海外の方です。映画などがメインのシナリオに近いのかなと思います。



「シナリオの基礎技術」は、シナリオを学ぶ人が通っているシナリオセンターっていう所があって、そこの先生が出している本です。
「シナリオの基礎技術」を読みながらシナリオセンターの方は勉強している様です。



実は私もシナリオセンターで受講しようと考えています。通信教育もあるようなので、一度きっちり勉強したいと思います。



シナリオセンターっていうのは、日本にあるという事ですか。



日本にあります。よくシナセンと略される所ですね。



さくらさん的にはシナリオセンターに通って、シナリオライターとして磨きをかけたいっていう事ですよね。



磨きます笑



今回紹介したおすすめ本は下記リンクから購入できます。
シナリオライターをする上で、大切にしている事はありますか?





次にシナリオライターをする上で、これは大切だっていうものはありますか。



はい。自分がきちんと面白いと思っているものしか書かない事です。



私が実際に面白いと思った構成を紹介しますね。



YouTube漫画動画「モナ・リザの戯言」っていうチャンネルで、ずっと再生回数が1位になっている作品です。
それを参考で見させてもらった時に、やっぱ秀逸だなって思いましたね。



さくらさんが面白いと思った構成はこちら。
シナリオライターを始めようと思ったきっかけは何ですか?





シナリオライターを始めようと思ったきっかけを教えて下さい。



元々幼い頃から想像する事が好きで、自分が想像した事を書きたいなって、文字に起こしたいなって思ったんです。



それができる仕事は何だろう?って考えたときに思いついたのが小説家でした。だから、昔から小説を少し書いたりしていたんです。
そういった経緯でやはり書く仕事がしたいなと思った時に、
じゃあライティングしようかな。Webライターだなって。



何から始めるのがいいかを考えた時に自分が好きだったり、昔からなじみがあった物ーつまりシナリオライティングがバチッとハマったっていう感じですかね。



その通りです。



天職に近い感じが少しするけれども、どうなんだろう。



そうしたいですね。実力が追いついてきたら、うん、そう思います。



天職というのは素晴らしいですね。
シナリオライターのやりがいや魅力は何だと思いますか?





シナリオライターのやりがいや魅力は何だと思いますか。



やはり自分の書いたものが作品として残る事、だと思います。
さっき言った事とかぶっちゃうんですけど。
ブログを書いたらブログに残るし、Webライターだとして記事を書いたらどこかのサイトにアップされると思うんです。
シナリオは「物語」という性質上、作品がいろいろな形で世の中に残る。
ここが、魅力ではないかなって思います。



何かその人の目にとまったり、形のあるものとして残る方がさくらさん的には嬉しいと言う事ですか。



そうですね。



世の中にさくらさんの作品を沢山残して欲しいですね。
シナリオライターになる前、不安に思っていた事はありますか?





シナリオライターになる前不安に思っていた事はありますか?それはどのようにして解消されましたか。



やはり自分の書いたものや考えた物が、人に受け入れられるかどうかですね。はっきり言うと、自分が書いたものが面白いかどうか。



面白いかどうかの判断基準はどこですか。



自分でネタが面白いと思ったものしか書きません。
だから判断基準は、「自分がきちんとこれは面白いと思ってクライアントさんに出したものが、受け取ってもらった人に喜んでもらえたかどうか」。



自分のセンスを信じて、これが一番面白いと思ったものを出して、後は他人にもそう思ってもらえるからどうかです。質問の答えになっていますか?



なっていると思います、大丈夫です笑
ライターとして独立したいですか?





やや質問を変えて、ライターとして独立する予定はありますか。



あります。準備中です。
まずは、会社員を辞めても、ある程度は生活していける地盤作りをしています。自分の実力を上げる、文字単価を上げて、生活に困らない程度を稼げるようになる。



他にもライティングとはまた別問題で、フリーランスになったら、お金や税金関係はどうなるのか。



「フリーランスはどう生きていくんだろう?」みたいな、きちんと知っていく事からやっているっていう感じですかね。



まだ実際に動くっていう段階というよりは、少し助走している段階ってことですよね。



そうですね。



仲間が増えると嬉しいです‥!
未経験からシナリオライターになりたいという人へメッセージ





未経験からシナリオライターになりたいという人へメッセージをお願いします。



他の方から「自分はそのような風にシナリオを考える事ができないから、できてうらやましいです」とかってよく言われるんですけれど。
想像でやる仕事じゃなくって技術でやる仕事でもあるので。



最初から駄目って思わないで、少しでも興味があるんなら、やってみて欲しいなって思います。



未経験でも諦めない!
これからチャレンジしてみたい事はありますか?





さくらさん、これからチャレンジしてみたい事はありますか。



自分で書いたシナリオに動画をつけてYouTubeにアップしたいです。自分のチャンネルを持って、収入化したいです。



なるほど、いい目標ですね。
シナリオライターとして今後の目標を教えて下さい





最後にシナリオライターとして今後の目標を教えて下さい。



シナリオだけで会社員の月収分を稼ぐ事です。



そのうち独立していそうですね。
まだ準備期間だと思うんですけれど、いつまでに独立とかありますか。



初めて言うんですけれど。来年の6月には辞めたいなって思うんですよ。どうなるかわかんないですけどね。



6月って言ったら後もう半年ですよね。



半年以内に、会社辞めるって言うつもりですよね。



もう会社を辞めてしまっても大丈夫かな?って気持ちで揺れています。本当はシナリオライティングをやりたいのに会社に行くのが嫌で。



6月まで我慢できずに、3月末にはやめようって思った事もあります。でも会社がめっちゃ忙しい時期をずれたら、「もうちょっと考えた方が良くないか?」
また気持ちが揺れ出すっていう。
どうしても決断を伸ばしているんですよね。



考えがまとまった段階で独立するんではないかなと思います。
ありがとうございました。
多分さくらさんは、いいシナリオライターとして稼げると思っています。応援しています。



ありがとうございます。



インタビューはこれにて終了。
最後まで読んで頂きありがとうございました。